Googleでネガティブ思考のことについて検索してみると、「ネガティブ思考 うざい」なんて検索候補が出てきますね。
こういうのを見ると、ネガティブ思考ってそんなに嫌われてるんだ・・・と、ネガティブ思考にさらに磨きがかかりそうです(笑)
とはいえ、私自身も典型的なネガティブ思考ですが、それが原因で嫌われたり悪意を向けられたりということは、特に経験したことがないです。(気付いていないだけかもしれませんが(汗))
仲の良い友達に「気にしすぎ!」と言われることはありますけどね(笑)
周りの友人・知人も、別に全員がネガティブ思考というわけではなく、ネガティブな人がいればポジティブな人もいるという感じです。
でもやはり、私の周囲にそういう人はいなくても、SNSやYahoo!知恵袋などのネットの世界で覗いてみると、「ネガティブ思考な人は苦手、嫌い、うざい」と、ネガティブに否定的な言葉をよく目にします。
ネガティブ思考の何がそんなに嫌われるんだろう? 今回はそのあたりを考えてみようと思います。
ネガティブ思考が嫌われる理由
私自身がネガティブ思考なので、気になるところです。なぜそんなに嫌われるのか。
別に、ネガティブ思考そのものが悪いわけではないと思うんですけどね。
まぁこのあたり、ネガティブ思考を否定してしまうと自分自身の存在否定に繋がるので、肯定するしかないのかもしれませんが(笑)
私という例もありますとおり、ネガティブ思考の人全員が全員嫌われているわけではないと思います。
ただ、やはり嫌われる傾向の人も存在はするんだろうなぁとも思います。
そのあたりを考えていきましょう。
ネガティブな話ばかりで疲れる
これは単純明快かと思います。
人の感情は伝染しやすいので、会話の大半がネガティブな内容だと、一緒にいて疲れますよね。
私が言うのもなんですが、確かにネガティブな話ばかりする人と一緒にいると精神疲労がものすごいです。
愚痴や不平不満、ネガティブなニュースの話題、自分の中にある不安、モヤモヤしていること・・・みんなそれぞれあって当然ですが、話のネタがそれしかないと、聞いているほうの気分もだんだんと滅入ってきてしまいます。
「だからネガティブな話題は一切禁止!」ということを言いたいのではなくて、ネガティブな話題の割合を減らしてみるのが良いかと思います。
誰かにこの気持ちを聞いてほしいという気持ちは理解できますが、話を聞いている相手はロボットではなく人間です。そして、その人にはその人の生活があります。
仕事帰りで疲れているとき、何か嫌なことがあったときなど、メンタルの状態的にそんなネガティブな話を聞く余裕がない場合もあると思いますしね。
ポジティブな状態だとしても、ネガティブな話題ばかりだとだんだん疲れてくるということもあります。
自分がされて嬉しかったこと、楽しかったこと、どこどこに遊びにいったなどの話をするのも良いのではないでしょうか。
そういった話題がないのなら、自分で自分を癒すことも必要になってくるかと思います。
アロママッサージに行く、美容院に行くなど、物理的なものでもいいですし、1人飲みやカラオケ、ゲームなどをして発散するなどの方法もあります。
そして、今度はそれをポジティブな話題として話してみても良いかと思います。
「ネガティブは絶対悪!」とまでは言いませんが、ネガティブに心を支配されてしまうことは、自分にも周りにも良くない傾向だとは思っていますね、私自身も。
ネガティブな言葉は自分だけでなく、他人にも影響を及ぼすケースはこちらでも記事にしております。↓↓
否定系の言葉を使う
何気ない会話の中でも、すぐにネガティブな方向に持っていく人もいますね。
「うわー、このぬいぐるみ超可愛い!買っちゃおうかな!」→「でも、そんなに大きなぬいぐるみ、置き場所に困らない?」
「あそこの店のパンケーキおいしそう、食べにいこうよ!」→「でも、カロリー高いよね。太りそうだな」
「○○の資格を取ってみようと思うの」→「でも、今その資格ってそんなに需要ないんじゃないの?」
うーん、確かにこういうことが続くと私も疲れちゃうかもです。
私はと言うと、あまり他人に対して否定系の言葉は使わないようにしています。私自身が他人の否定系の言葉にとても敏感なので、そんな言葉を他人に対して使いたくないというのもあります。心の中で思うことは自由だと思いますが。
上記のパンケーキの例だと、一緒に「いいね~行こう行こう!」と言いつつ、心の中では「あれってどんだけカロリーあるんだろガクガクブルブル」くらいは考えるかもです(笑)
とは言え、本当においしそうなパンケーキなら食べてみたい!という気持ちもあるので、自分に嘘を付いているわけではないですね。
ただ、そういうリスクやネガティブな側面も同時に頭の中にふっと出てくるというか。
なので、気持ちは理解できます。
しかし、「パンケーキおいしそう!食べたい!」というワクワクとした気持ち、これもその人の感情から生まれた言葉ですよね?
そのポジティブな感情に対して否定系の言葉を投げかけるのはどうなのかなと、私も思います。相手の気分も下がってしまうのではないでしょうか。
別に、わざわざ言葉に出さなくてもいいことってありますよね。言葉に出すか出さないか、ただそれだけの違いだと思います。
上記の資格の例で考えますと、自分がこの資格を取りたい! そう思ったときに「でも、今この資格ってそんなに需要ないよね・・・気になるけど、どうしようかな、うーん・・・」と、ひと呼吸置いて悩んでしまうんですね。
私もそのタイプなので分かります(笑)
でも、自分がそうだからといって他人に同じように言葉として投げかけるのは、それこそひと呼吸置いてよく考えましょう。
相手が「○○の資格を取ってみようと思うの」と前向きに考えているのであれば、自分が心の中で何を思おうと、相手に対しては「いいんじゃない?」くらいで良いかと思います。
自己否定をする
このあたりはネガティブ思考あるあるだなと感じます。
これは要するに、自己肯定感の低さが自己否定に繋がっているんですね。
そして、なぜ自己肯定感が低いのかというと、それは幼少期のトラウマだったり何だりと、その人自身にいろいろと根深い心の問題があったりするので、難しい問題だと思います。
その人の根本の部分を癒さないことにはどうすることもできないというか。
とは言え、「だからもっと自己否定する人のことを理解しろ!受け入れろ!」ということではありません。
自己否定することには終わりが見えないので、それら全部を受け入れていると、聞いている側の心がもたないと思います。
まず、自己否定の言葉を使う理由としては、相手から「そんなことないよ」と優しい言葉をかけてほしい心理も働いているであろうと思われます。
そして、「自分なんていなくなればいい」「生きてても何も楽しくない」「自分なんて何一ついいところがない」という気持ちも偽りではないでしょう。
ただ、こういう気持ちは常に堂々巡りになって、解決の糸口が見つからないんですよね。本人自身が根っこの部分から癒されない限りは。
だから、話を聞いている相手もどうすることもできない、そもそも何を求められているのかも分からない、でも自己否定ばかりされると聞いている側もあまり気分の良いものではないですよね。
そして、聞いている側が慰めや励ましの言葉をかけたとて、「そんなことない」「私はそうは思わない」と否定されるという負のループ。
相手の肯定に対してすぐさま否定の言葉を投げかけるのは、いくら自分自身が辛い経験をしてきたからといっても、相手だって嫌な思いはするだろうと思います。こういった部分が嫌われる傾向にあるのだろうなと感じています。
私自身は、特にPMS(月経前症候群)のときにこういった気持ちが顕著に表れます。
「もうこの世界から消えちゃいたいな・・・」と、本気で思ってしまうんですよね。
ただ、この気持ちに終わりがないこと、解決する糸口も何もないことも頭では分かっているので、他人にこういった心の内を話すことはほとんどないです。
周りに言ったところで解決できないことも分かっていますしね。
とは言え、心が弱っているときに誰かに話を聞いてほしい、傍にいてほしいという気持ちも分かります。
ただ、それがずっと続く場合、相手の心理的な負担も大きいものとなっていきます。
それを聞いている側が苦痛に感じてきた場合、関係を切られることもそりゃあるだろうなと思います。
ネガティブな言葉を使うときは気を付けよう
ネガティブ思考が嫌われる理由をいろいろと考えてみましたが、確かに嫌うまではいかなくとも、やはりあまりにネガティブな発言が多いと、聞いている側の気持ちもだんだん滅入ってくるものです。
ネガティブな思考自体は本人のもともとの性質もありますので、それをすぐに直すというのも難しいでしょう。
要は、口に出すか出さないかだけの違いだろうと思います。
そもそもの話、人間というものはとても多面性のある生き物ですよね。
「ネガティブな性格」と、一言で済ませられるものではありません。
このあたりはネガティブ思考などは関係なく、人付き合いの基本でもあると思うのですが、ネガティブ思考に加え、そういった自分の感情をぶつけたり、話の内容も愚痴や悪口ばかりと、相手に負担をかける関わり方に嫌われてしまう一因があるのではないかと感じました。
自分の感情をぶつけるだけで相手に対しての配慮が一切なされていないのであれば、負担になるだけの関係性を続けていく意味はないと見切りをつけられても、ある程度仕方がないのかもしれません。
私の知人にもとてもネガティブで自己肯定感の低い方がいるのですが、その人は周りの人からとても好かれ、慕われている人です。
私自身もその人のことが好きですし、話していてとても楽しいです。多少ネガティブ思考になっても、「そういうことってあるよね」と、ご本人がネガティブなので理解も示してくれます。
自己否定することもありますが、ポジティブな言葉はそのまま受け取ってくれます。
要するに、他人の行動、言葉、感情に対しては否定的な言葉は使わないんです。それも「ネガティブ思考」以外の、その知人の性格なんでしょうね。
その人にどんな事情があろうとも、やはり否定されると嫌な気持ちになりますし、傷付きもしますから・・・。
ネガティブ思考なことそのものより、そのネガティブな思考をそのまま他人に対して口にしていないか、相手に負担をかける関わり方をしていないか、そのあたりは一度自分を省みてみてもいいかもしれません。私も改めて気を付けたいと思います。
まとめ
今回はネガティブ思考が嫌われる理由をいろいろと考えてみました。
結論として、ネガティブ思考そのものというより、思考を口に出すか出さないかの違いなのではないかと感じました。
誰しもネガティブな言葉ばかりを聞いていると、気持ちが滅入ってくるかと思います。
そして、他人の行動や言葉、感情に対して否定的な言葉を投げかけるのも同様ですね。
自分の感情をぶつけて相手に一方的に負担をかけてしまう関わり方をしていると、そのうち相手は疲れてしまい、関係を切られてしまうかもしれません。
ネガティブ思考以前に、これは人付き合いの基本であると思います。相手に対する最低限の気遣いや配慮は、やはり必要ではないでしょうか。それがどんなに親しい間柄だとしても。
仕事上でのことなら、ある程度のリスクやネガティブな側面を想定することは必要でしょうが、基本的に否定されて喜ぶ人はいないかと思います。
ネガティブ思考だから嫌われていると感じている方は、いま一度、自分は他人に対して否定的な言葉ばかりを使っていないかを省みてみてもいいかもしれません。
関わっている相手が、自分が大切に思っている関係性の人ならなおさらに。
少しでもこの記事が、ネガティブ思考に悩まれている方のお力になれれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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